学校に行かずに家にいて、ひたすらごろごろ転がってはスマホを見ている。
そんな姿を見ると、親としてはモヤモヤするし、ついつい声をかけてしまうもの。
でも…。声をかけても効果はないんですよね。
何もしていない時の子供の気持ちと親の行動についてまとめます。
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不登校で何もしない…不安になって声掛け
お腹が痛い、頭が痛い、と真っ白い顔をして訴えていた子も、今日は学校を休む、と決めると急にほっとした顔になり、のんびり好きなことを始める。
不登校あるある、です。
どこも悪くないなら、他の子が学校に行っている間、時間割通りに勉強したら?と言いたくなります。
だらだらと何もしていない、スマホばかり見てる、ゲームばかりしてる、そんな姿を見ると、「この子、いやなことからこんなに逃げていて将来どうなるんだろう」と本当に不安になったものです。
「この子の将来のためにも、行動させなくちゃ」という大義名分があっての親の声掛けなのですが、よくよく考えてみるとほんとに子供のためじゃなかった。と今は思います。
いわゆる”普通”の子のように学校に行ってくれれば、親は安心。そうじゃないから不安。
なんとか、自分(親)の不安を解消したくて声をかける、コントロールしようとしていたんです。
これを続けている間は、子供は良くならないし、余計に殻に閉じこもって動かなくなります。
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不登校になるまでには、子供はいろいろと頑張っていて、葛藤があって苦しんでいて、結果的に電池が切れたように動けなくなっているわけです。
なので、家にいてだらだらしてるからと言って、学校と同じように行動せよと言っても、どだい無理な話。
とにかく、何も考えずに「休みたい」というのが本音だったようです。
「何も言わないで、とにかく今はそっとしておいて。
これでいいとは思ってないよ、でも、今は動けないの。」
こんな思いで過ごしている子に向かって、なんとか”普通”の生活に戻ってほしくて、あれやこれやと声をかけることは逆効果でしかなかったです。
布団を頭からかぶってしまい、余計になにもしなくなります。
・新規会員登録最大4000円分無料 ・フリーキーワード「不登校」で検索不登校の時の親のかかわりかた
親としてはとにかく不安です。学校に行くのが当たり前だと思っていたのに行けなくなった。
制服を着た高校生の姿を見れば、「なぜうちの子は行けないのだろう」と本当に悲しくなりましたし、他の子がうらやましくて仕方なかったです。
そんな中、勉強もしないで家でゲームやスマホや漫画に逃げているように見えれば、口を出したくなるのは親としては当たり前の心理だと思います。
でも、ここで今まで通りにしていては、なにも良い方向に向かわないんですよね。
親としての「つらい思い」は当たり前の事なので感情を押し殺す必要はないと思います。
押し殺すと爆発しますし、自分も倒れてしまうので。
友達に話したり、占い師に話したり、カウンセラーの先生に話したり、ノートに書いたりして、ため込まないようにだけは気を付けていました。
・新規会員登録最大4000円分無料 ・フリーキーワード「不登校」で検索そして、子供については、とにかくまず「見守る」ことから始めるしかないです。
だらだらしていても、ありのまま。話しかけてきたら目を見て話を聞く。かまいすぎない。最初はそこから。
子育てを幼稚園や小学校からやり直しているような気持ちです。本人が今やろうとしていることを否定せずに、見守る。
転ばぬ先の杖はしない。
そうして、やっと不登校から外に出るためのスタート地点にたどり着けました。
スタート地点にたどり着くまで1年以上かかってしまいましたけれど…。
親もやりたいことを見つけて、子供の人生ではなくて自分の人生を生きる。それが、一番遠回りに見えて近道だったように思います。
そして、親としての辛い思いを吐き出す場所は子供ではなく、外に確保しておくことです。